2018年02月16日

学び続ける態度

イザベラガードナー美術館でのクラスは2学期目がスタート。

今まではVisual Thinking Strategyを中心としたディスカッションのファシリテーションにフォーカスを当ててきたが、これからは美術館のコレクション自体についても学んでいく。

美術を通した会話でも、画家のことや時代背景などを知ることはファシリテーション側としてはあるに越したことはない。

ただし、クラスで先生も重ね重ね言われることは、
生徒に自分の“知識を伝える”ことが目的ではないということを忘れないこと。

情報・知識は何よりも『伝えるタイミング』が大事。

教師としては、自分が知っていることを一方的に伝えるほうが安心感もあるし、
生徒が自分の教えたことを暗記し、テストで示してもらえれば満足感もある。

でも本当に大事なのは、その情報・知識をただ与えることではなく、
その知識を持って、生徒たちがどう自分自身を成長させる糧とできるのか。

どう掘り下げて『考えるキッカケ』を与えられるのか。

オープンクエッションを取り入れ出すと、そもそも答えも一つでない以上、
教師もその場で一緒に考えることが必要になる。

ここが不安に感じるところなのは良く分かる。

自分も答えを知らない質問が出てきたらどうしよう。。
答えられないと教師として面目が立たないだろうか。。

でも、実社会にでたら自分の専門のことであっても分からないことばかり。

学校でたくらいで全部を知りうる訳がない。

それが現実じゃないか。。

『学び続ける』から成長する。

僕たち大人が『態度』でそれを示していく必要がある。

今学期はそれを常に念頭に置きながら、
深いディスカッションができるようファシリテートするための『予備知識』として
美術館のコレクションなどをリサーチして行こうと思う。


西洋美術の“大きな流れ”を掴むのに、この本良かった↓
学び続ける態度



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